11/10 通夜式。17:00に始まり、一般は18:00から。
町内の方に受付をお願いし始まる。
少しでもポニーに居る雰囲気を作りたく流す音楽を選曲した。Noboru Mix Vol.1。
聴き慣れた唄声。
親父さんも好きなアーティストの楽曲。
親父さんは、年齢からだが数多くの人達を見送ってきた。いつも帰りに口ぐせのように話していた言葉「故人との悲しい別れだが、終わりがあれば始まることもある。亡くなった人がまた新たに人と人を繋げていくことだってある」
よく、そう話していた。
親父さんに会いに来てくれた後、早々に帰るのではなく久しぶりに会わす面々とゆっくり話して賑やかにしてほしかった。それを親父さんも望んでいると思うからね。
通夜式は、沢山の弔問客が訪れてくれて、最後の別れを惜しむ言葉や思い出の話。
それら、一つ一つを忘れないように覚えておこうと棺の側で頭に叩き込んでいた。
親父さんへも届いている言葉、記憶力の良い親父さんなら俺が覚えなくても、きっと覚えるだろうと親父さんを見つめる。
どんだけ人に優しく接してきたんだ。。。
そう想うと涙が止まらなかったんだ。
少しだけ疎遠になっていた知り合い、最近はポニーへ行く機会が減っていた方、毎日欠かさず寄ってくれていた方々。顔馴染み。その長蛇の列のみんなが親父さんへ話す言葉が胸に沁み広がっていく。
「ノボちゃん、ノボさん、マスター」
親父さんが築き上げたポニーと言う場所。
そこであった本当の話。
歴史を物語る深い深い話。
親父さんは、これだけの人達に愛されていたんだな。
訃報を聞き駆けつけてくれた皆さま、本当にありがとうございました。
CHK!!!