東京から訪ねてくれた由美ちゃん。
親父さんの遺影写真に使わせてもらったのが前回、訪ねて来てくれた時の写真である。
CHK!!!
お互いに連絡先を知らないので、親父さんの訃報を伝えてたいのだが伝えられない日々が過ぎていた。
ポニーのDiaryを見て、親父さんのことを知ったのが明け方で慌てて何も考えず菊川へ来てくれた。
考え込みながら、なかなか入店して来ない彼女をドアを開けて迎えた。
顔を見た瞬間。由美ちゃんも挨拶より、言葉より先に我慢できずに泣いていた。俺も久しぶりな涙だった。
そこからの会話は、親父さんとのこと。
文通のこと。手紙で、いつも助けてもらっていたこと。
彼女は、自分自身がポジティブになった時に親父さんへ返事を返していたらしい。
きっと心配を掛けさせない彼女なりの配慮だろう。その文面を俺は読んだことはないが。
元気そうな文章の裏側にある、悩み事をきっと親父さんは、明確に感じとっていたであろう。
たまに俺に彼女のことを心配そうに話しながら真剣な顔で手紙を書いていたんだ。
自分が一番の年上なのに、目線を下げて同等に彼女と向き合っていたんだろう。
週末のPONY'STOY。
土曜なのにランチが暇。
暇なのは気になるが、彼女と一緒に親父さんのことをこと細かく話している時間が今はランチより大事に思えた。
親父さんの妹、秀子さんと娘の真由美。
真由美は、ポニーへ毎週、お花を届けてくれる従兄妹。ちょうど今日がお花を届ける日。
二人も、帰ってきたトーイも彼女に会えた。
由美ちゃんが親父さんへ手紙を出したのが昨年の9月頃だったそうだ。
その手紙の返事が来ないまま今年になり、自分が誕生日を迎えた時の写真など近況の報告を再度、手紙に書き送ったのが三日前。
彼女が申し訳、なさそうに話し始めて、、、
それは誕生日に過ごした楽しいことをたくさん手紙に書いたことだと。
親父さんの命日と由美ちゃんの誕生日が同じ日だったと今朝、気付いたばかりだと。
偶然とはいえ、凄い。
そうなんだね、びっくりだけど。
人と人との繋がりを深く感じさせる
忘れることのない日になる必然のようだ。
今日あった話。
本当にあった話。
立春の日。寒の明け。
寒の明けまで我慢していた
今日起きた、本当の出来事で暦の偶然も重なり、今日と言う日が
これほど肩の荷がおりて落ち着いて、ゆっくりと過ごせる一日になるとは想像すらしなかった。
CHK!!!
CHK!!!
文通のなかで、よく話していた鳥「ルリビタキ」
由美ちゃんが描いてくれました。
PONY'STOYに飾ってあります。
CHK!!!